Accessibility
Guidelines

1.4.7 音声コンテンツを背景音で邪魔しない

適合レベル

AAA

※各レベルについては適合レベルとはをご覧ください

概要

発話を含む音声コンテンツを提供する場合、背景音で邪魔しないようにする。

音声を聞き取りづらいユーザーは、発話と背景音(BGM)を区別しにくい。そのため以下のいずれかを満たすことで、発話を含む音声コンテンツを聞き取りやすくする。

  • 音声コンテンツに背景音を含めない
  • 背景音を消せるようにする
  • 背景音の大きさを、発話より20デシベル以上小さくする。ただし背景音の発生頻度が低い場合を除く

例外

以下のように背景音が意味を持つ音声コンテンツは、例外とする。

  • 歌やラップのような音楽表現
  • 音声CAPTCHAや音声ロゴ

テスト・チェック方法

企画時

音声コンテンツが例外に含まれるかを確認する。含まれない場合は、作成段階で背景音が発話より20デシベル以上小さくなるように、作成者に依頼する。また、可能であれば発話と背景音を分割して保存する。これによって、音量を調節後の結合も可能になり、再生時のコントロールもできるようになる。

実装時

音声コンテンツが発話と背景音で分割されている場合は、Web Audioを用いて同時に再生する実装とし、それぞれを中断できるUIを提供する。そうすることで、音声を聞き取りにくいユーザーに限らず、背景音を邪魔に感じるユーザーが消せるようになる。

参考文献