3.1.1 ページの言語を指定する
適合レベル
A
※各レベルについては適合レベルとはをご覧ください
概要
プログラムが解釈できるように、Webページのデフォルトの言語を指定する。
詳細
html要素のlang属性に適切な言語を指定することで、以下のように全てのユーザーがコンテンツを理解しやすくなる。
- スクリーンリーダーなどの支援技術を用いているユーザーにも正しい発音規則を提供する
- ビジュアルブラウザは、文字や書体を正しく表示する
- メディアプレイヤーは、キャプションを正しく表示する
- 自動翻訳、検索エンジンでインデックスされやすくなる
- textareaでハイライト表示される
また、部分的にページ全体と異なる言語を適用する場合、その要素に個別にlang属性を定義すると尚良い。
テスト・チェック方法
マークアップ時、コードレビューによるチェックを行う。
実装方法
Web
良い実装例
HTML文書の内容が日本語の場合
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
部分的に異なる言語を適用する場合
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
...
<body>
...
<h3 lang="en">How to use</h3>
...
Android
ローカライズに対応させるため、フォルダを言語ごとに配置する。
drawable
- 日本語:drawable-ja-hdpi/hoge.webp
- その他:drawable-hdpi/hoge.webp
values
- 日本語:values-ja/strings.xml
- その他:values/strings.xml
<resources>
<string name="hello">こんにちは</string>
</resources>
values/strings.xml
<resources>
<string name="hello">hello</string>
</resources>
values-ja/strings.xml
iOS
Appの対応言語を設定し、文字列リソースをローカライズする。
"Hello" = "こんにちは";
Resources/ja.lproj/Localizable.strings
"Hello" = "Hello";
Resources/en.lproj/Localizable.strings