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3.1.5 難しい文章表現を避ける

適合レベル

AAA

※各レベルについては適合レベルとはをご覧ください

概要

コンテンツは、できる限りわかりやすく簡潔に書かれているべきである。固有名詞や題名以外のテキストで、難解な言い回しや表現を避けるべきである。読解レベルは中学3年生が読めるものであれば問題ないと言えるが、その評価は難しい。

もし難解な表現を使わざるを得ない場合は、要約や図解、音声を利用できるなどの補足があると良い。

読みやすいテキストや図解があると、ほとんどのユーザーにとっても理解しやすくなる。そのなかでも、ディスレクシアなどの読字障害のユーザーには特に効果がある。

テスト・チェック方法

1. textlintなどの校正ツールを使用する

エディタにtextlintをインストールしておくことで、文章作成時に日本語として不適切な表現を指摘してくれる。

ほかにも、機械的に判断できる日本語の文章難易度の評価にはjReadabilityなどのツールがある。

日本語として不適切な表現を用いている文章の下に赤い波線が引かれている。また、その下に具体的なエラー内容が表示されている。
textlintをインストールしているエディタの使用イメージ。文法的に不適切な箇所にエラーが表示されている。

2. 文章作成後に複数人に確認してもらう

以下のような確認項目を挙げることはできるが、適切なテスト手法はない。文章作成後、複数人に確認してもらうなどのフローを挟むことを推奨する。

  1. 段落、文章、単語を短くする。長い文は分割を検討する
  2. 専門的な用語や俗語などの言い回しを避け、一般的な単語を選ぶ
  • 対象ユーザーに適した単語の選択かどうかの視点も重要である
  1. 冗長な単語を取り除く
  2. 単語やフレーズを複数並べる場合、文章よりもリストの方が読みやすくならないかを検討する
  3. 受動態の文は能動態にできないかを検討する
  4. 名前やラベルに一貫性を持たせる

3. UIラベリングルールに沿っているか確認する

Amebaでは、UI内部で使用するラベリングの基本的なルールを定義している。文章作成時には、UIラベリング - コンテンツ | Spindleに沿ったライティングができているか確認することを推奨する。

参考文献