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3.2.2 入力時に予測できない変化を起こさない

データの入力時やフォーム要素の選択時に、ユーザーが予測できないような動作を行うと混乱させてしまう可能性がある。特に、全盲の人や特定の認知能力が低下している人は、変化に気づきづらい・気を取られるなどで操作が困難になってしまう可能性が高い。予測できない変化として代表的な例は次のようなものである:

  • セレクトボックスをキーボードの上下キーで移動するだけで、選択されセレクトボックスが閉じてしまう
  • ラジオボタンやチェックボックスの選択で、ポップアップウィンドウを開いてしまう
  • フォームの最後の項目を入力すると、自動的にフォームを送信してしまう
  • 1文字入力すると自動で次の入力欄にフォーカスが移動してしまう

3.2.5 要求による変化 では、入力時に限らずより対象を広げた規程である。例えば、ログアウト後に5秒経過後自動的にトップページへ遷移するなど、ページ全体で予測できない変化は起こさないのが望ましいとされている。

具体例

達成基準 3.2.2 の事例も参考になる。

セレクトボックスの具体例

決定ボタンのないフィルターコンポーネントの例

  • Good フィルター上を上下キーで移動して、決定ボタン(スペース)を押して、はじめて実行される。標準的なセレクトボックスの挙動と一致している。
  • Bad フィルター上を上下キーで移動するだけでフィルター操作が実行されてしまう。予測できない動作であり、ユーザーは目的のフィルター条件に達するまで何度も実行しなくてはならない。

レビュー・テスト方法

実装時

  • 各コントロール(フォーム要素とセレクトボックス)をキーボードで操作する
  • EnterキーまたはSpaceキーで確定せずに下記の処理が行われていないことを確認する
    • APIリクエストが発生する
    • 画面が切り替わる
    • フォーカスが切り替わる
  • 発生する場合、その処理をユーザーが想定できるものであることを確認する

仕様、デザイン時

実装時のチェック方法を想定し、予想できない処理が行われていないことを確認する

参考文献